司法試験を記憶術で競争してみた
弁護士になる!
Sはそんなことを考えていた。
Sは医師もしくは弁護士になりたいと漠然と思っていた。
だが、医師は理系科目があり、それをクリアするのが大変そうだと思った。
そこで医師を諦め、記憶力勝負になる弁護士になろうと考えたのだ。
そんなSに立ちはだかったのは、、、ある塾講師だった。
ある塾講師は言った。
「お前が弁護士?ぷぷぷー!無理無理。なんなら司法試験の科目使ってメモリースポーツしてみる?」
Sはメモリースポーツ?
それはある塾講師が言うには、記憶力の力勝負のことらしい。
ある塾講師の記憶術の戦闘力は未知数。
S自身、つい最近記憶術を使えるようになったばかり。
それを考えると結果は決まっている。
なのに勝負するのは、ある塾講師の記憶術の熟練度を知るというメリットしかない。
果たしてSは勝負するのか?