師いわく究極的には想起スピード、次記銘スピード
ある塾講師は言った。
究極の記憶術は最速の想起スピードを高める方法であると。
そしてさらに続けて言った。
そのためには記銘スピードを高める必要性があると。
Sはなぜその二つが重要なのかわからず、
「君江ホワイト。。。じゃなくて記銘ホワイ??」
と言ってしまった。
ある塾講師は言った。
「記銘スピードっていうのは、想起時のスピードに関わってくる」
「なぜそんなに想起時のスピードにこだわるかって?」
「それは簡単」
「例えば1回で30単語を10分で覚える記憶術があったとしよう。それに対して10分以内に1回では10単語しか覚えれないが、5回繰り返せる記憶術があったとする」
「繰り返した方が、50単語覚えれる。これが色んな記憶術を作ってると実際に出てくる問題の一つではある」
ある塾講師は苦笑いしながら、
「俺も新しい記憶術を作ったとき、その記憶術で一回覚える間に普通の記憶術で3回繰り返せるという状態になったことがあったんだ・・・」
とボソッと言っていたのを聞いた。
が、Sはどうでもいい、とこのときは思っていた。